下まぶたの結膜側(まぶたの内側)を切開し、脂肪を除去します。傷が表から見えることはありません。下まぶたのふくらみや色味が改善しますが、色味の種類や、ふくらみの下の溝(ティアトラフ)の状態などにより適切な治療は異なります。
クマの種類と原因、またそれぞれどのような施術が適しているかをご紹介します。
目の下のクマはその見た目とメカニズムから4つのパターンに分かれます。
主にふくらみと、その下の影が気になる場合は「黒クマ」タイプです。原因としては、
上記の3つがあり、これらの複合パターンも多いです。
②のパターンでは脂肪除去+ヒアルロン酸や脂肪注入などの併用が必要であったり、もしくは脂肪はとらず注入治療のみの適応であったりします。
③のパターンは皮膚切除の併用が適している場合も多いです。
下まぶたが赤っぽい色をしている場合は「赤クマ」タイプである可能性があります。
若い頃から気になっているケースもあり、日によって濃くなったり薄くなったりすることはありません。目の下の脂肪により筋肉(眼輪筋)が圧迫され、筋肉の色が透けて見えることが原因です。脂肪取りを行うことで色味の改善が期待できます。
青紫がかった色味で、皮膚を引っ張ると改善して見えたりします。寝不足や目の酷使によるクマはこのケースで、主に下まぶた皮膚の血行不良が原因です。もともと皮膚が薄い方や白い方は、こうした原因がなくても青クマが目立ちやすかったりします。
マッサージやホットアイマスク、アイクリームのほか、SUNEKOSU®注射により改善が可能です。
茶色っぽい色味で、皮膚自体の色素沈着が原因です。
こすることや肌に合わないスキンケア用品、紫外線などによる刺激が原因で、色素沈着や角質の肥厚、小さなシミが集まっている状態です。
原因となる刺激の除去の他、レーザー治療や美白クリームにより改善が可能です。
下まぶたの脂肪(眼窩脂肪)は、内側、中央、外側の3つの袋に分かれています。笑気麻酔を吸入後、頬(眼窩神経ブロック)とまぶたに麻酔の注射を行い、まぶたの内側を切開し脂肪を3か所ずつ切除します。施術中は麻酔が効いている為痛みはそれほど感じません。
切開部は術後自然にくっつく為、縫合は行いません。
クマ取り:下まぶたの脂肪取り(脱脂) |
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目の下たるみ取り切除(切開法)は、目の下の余分な皮膚を取り除き、目元をすっきりと若々しい印象に整える施術です。
経年変化による皮膚のハリの低下、ゆるみが下まぶたのたるみとして現れている場合に適応の施術です。下まぶたの脂肪除去と同時に施術が可能で、黒クマの③のケースでは皮膚切除+脂肪除去が最適です。
しかしながらどうしても皮膚表面の切開に抵抗がある方も多いのも事実です。このような場合でも経結膜切開の脂肪取り+ヒアルロン酸やSUNEKOS®などの注射の併用でカバーすることが可能ですのでお悩みの方は一度ご相談ください。
下まつ毛の際に沿って余剰な皮膚を切除し、引き上げます。脂肪除去を同時に行う場合は、この切開部分から眼窩脂肪を適量除去します。傷跡はまつ毛の際に沿ってできますが、まつ毛の際を丁寧に縫合した場合、傷跡は時間経過とともにほとんど目立たなくなります。
目の下たるみ取り切除(切開法):皮膚のみ | |
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目の下たるみ取り切除(切開法):皮膚+脂肪 |
ご希望やデザインなどを細かくヒアリングいたします。目元の状態を踏まえたうえでシミュレーションを行い、施術適応の有無やご予算を含めた最適な施術方法のご提案、実際に施術を希望されるかのご確認を行います。
施術同意をご記入いただき、お会計をします。
施術前にカルテ用のお写真を撮影いたします。
写真撮影後には洗顔、メイク落としもお願いしております。
再度シミュレーションし、ご希望の仕上がりの形を改めて確認したあと、この形に合わせてマーキングを行います。
まず笑気麻酔を行い、効き目を確認したのち施術を開始します。手術部位に局所麻酔の注射後、施術を行います。施術中は麻酔が効いているため、痛みを感じることはありません。
施術後は鏡で仕上がりを確認して終了です。
ダウンタイムの過ごし方や内服薬についての説明を行います。
術後にカルテ用のお写真を撮影してご帰宅となります。