人中(じんちゅう)とは、鼻の付け根から上唇までの間にある、縦に盛り上がった部分を指します。人中短縮術は、この部分の皮膚を切除して短くすることで、鼻と上唇の距離を縮める施術です。
もともと骨格的に鼻の下が長い方や、加齢により鼻下が間延びしてしまった方など、年齢を問わず適応のある施術です。顔全体の印象を引き締める効果に加え、鼻下が引き上がることで上唇も上向きになり、立体的な美しい唇となる効果も期待できます。
鼻のすぐ下を付け根に沿ってM字型に切開し、皮膚を切除します。傷跡は鼻柱(鼻の穴の中央部分)や小鼻の付け根部分に一部見える箇所もありますが、ほとんどが鼻の穴の中に隠れるデザインとなっており、傷が全面的に目立つといったことはありません。
術後は一時的につっぱるように感じることがありますが、時間の経過とともに落ち着いていきます。
口唇縮小術は、上唇や下唇の一部を切除し、薄くスマートな形に整える施術です。上唇や下唇のみ、もしくは上下セットでの施術が可能です。
上唇の切除のデザイン次第では、M字リップ形成となります。上唇をM字のようにくびれさせたい方におすすめの施術です。
上唇の切除(口唇縮小術)を行う場合は、追加料金なしで唇のボリュームを減らしつつM字リップとすることも可能です。
唇の粘膜部分(潤っているところ)と体表部分(乾いているところ)の境目を切開し、余分な組織を切除します。切除のエリアや量を調整することでM字リップ形成となります。
口唇縮小術:上唇 | |
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口唇縮小術:下唇 | |
M字リップ形成術 |
顎を人差し指と親指で軽くつまむと、顎先が前方、もしくは斜め下に出ると思います。このような変化を皮膚表面の針穴から糸で行う場合は埋没法、口の中を切開してプロテーゼを挿入する場合は切開法となります。
顎を人差し指と親指でつまむあたりに針穴をあけ、溶けない糸を通して縛ります。これにより指でつまんだ時のような変化を形成します。 施術は短時間で、ダウンタイムが短い点がメリットです。
口の中を切開し、顎先にプロテーゼ(医療用シリコン)を挿入します。埋没法は施術が短時間でダウンタイムが短いメリットがある反面、糸が切れてしまうリスクを伴います。
プロテーゼ挿入はこうしたリスクがなく、永続的であるメリットがあります。口の中の切開部は溶ける糸で縫合するため、抜糸の必要はありません
顎形成術:埋没法 | |
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顎形成術:切開法(プロテーゼ) |
患者様のご希望やデザインなどを細かくヒアリングいたします。口元の状態を踏まえたうえでシミュレーションを行い、施術適応の有無や最適な施術方法のご提案、実際に施術を希望されるかのご確認を行います。
施術同意書にご記入いただき、その後お会計をします。
お支払いは現金、クレジットカード、各種電子マネーやQRコードをご利用いただけます。
施術前にカルテ用のお写真を撮影いたします。
写真撮影後には洗顔、メイク落としもお願いしております。
施術室に移動し、再度シミュレーションとマーキングを行います。
その後、ベッドで横になった状態で笑気麻酔を開始し、施術部を消毒します。
笑気麻酔の効き目を確認したのち、施術を開始します。
まず、手術部位に局所麻酔の注射を行います。施術中は麻酔が効いているため、痛みを感じることはありません。
施術中は不安なことや困ったことがあればコミュニケーションを取ることが可能です。
施術後に鏡で仕上がりを確認して終了です。
ダウンタイムの過ごし方や内服薬についての説明を行います。
術後にカルテ用のお写真を撮影して終了です。
メイクルームもございますので必要の際はぜひご利用ください。